そもそも屋根材とは?
建物においては屋根材という素材がとても重要になってきます。
屋根材は建物の耐久性そのものに関わっており、防水性なども兼ね備えたとても大事なパーツです。
一般的に屋根材の耐久性については、その素材や形状などによって決定されています。
適切な屋根材の選び方については、その地域の気候条件や建物における雰囲気などの総合的に判断して使う必要があります。
そのため、一概にこの屋根材がいいということが言えるわけではありません。
きちんと建物の外観に合わせた素材を使い、建物がどのような地域に立っているのかということをしっかりと把握して決める必要があります。
スレートタイプ
スレートタイプの屋根材としてはカラーベストなどが使われています。
これらのスレートタイプの屋根材は、基本的にセメントを原材料として作られており、厚さはおよそ5ミリメートル程度になっています。
スレートタイプの屋根材は一般的に耐久性がとても高いため、屋根カバーという工法で作られています。
屋根カバー工法では施工費用を安く抑えることができるほか、工期を著しく短くすることができます。
ただし、スレートタイプの場合、屋根カバー工法を使った場合には10年に1回程度のメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスを行う際には足場と飛散防止のためにネットを使うため、これらを踏まえると外壁塗装と一緒にやってしまうのが経済的におすすめの方法です。
また、屋根材を使うメリットとしては安価で抑えることができるということの他にも、様々なカラーバリエーションを取り扱うことができるので、家の屋根材をいろいろな色にすることで、気分を変えることができるといったメリットがあります。
ただし、屋根材として使う場合にはとても軽量であることにより、ひび割れや経年劣化などが発生しやすいため、適切なメンテナンスを行うことが極めて重要になってくるのが特徴です。
瓦葺きタイプ
瓦葺きタイプというものは基本的に日本でこれまで伝統的に長く使われてきた屋根材の一つです。
しかしながら、近年は新築で使われる機会は殆どなくなってしまっています。
これは瓦葺きを使うことが本格的な住宅建築において費用が高価になってしまうということの他にも、瓦葺き自体がとても重いということが影響しています。
日本は地震大国なので、できるだけ建物を重くしないことで揺れを収めることができます。
しかしながら、瓦葺きタイプについては基本的にとても頑丈なつくりをしているため滅多に壊れないというメリットがあります。
また古くから使われている家などを見ると分かる通り、瓦葺きというのは一度設置してしまえば半永久的に使うことができるというメリットもあります。
そのため、近年はお金をかけてでも瓦葺きにしようという人も中にはいます。
メンテナンスに関しては10年程度で基本的に詰め直し作業を行ない。長期的な観点から言えば、30年程度で劣化するため、その時点で吹き直し工事を行う必要があります。
30年という長い間吹き直しを行う必要がないので、長期的な視野で見ると、とてもコストが低く抑えることができる方法であると言えます。
アスファルトシングルタイプ
アスファルトシングルというのはとてもコストパフォーマンスに優れた屋根材の一つです。
実は、アメリカではシェアがトップクラスの屋根材で、国際的な視野でみるととても広く使われている屋根材になっています。
しかしながら、アスファルトシングルタイプは日本ではほとんど使われてないのが現状で、特に風や雨などに長年にわたりさらされることで表面の石が落ちてきてしまったりする劣化症状の恐れがあるため、避けられている傾向にあります。
しかしながら、メンテナンスなどを適切に行うことで、アスファルトシングルについてもこうした劣化症状などを抑えることができます。
金属タイプ
金属タイプでは、ガルバリウムなどの鋼鉄製材がとても注目されています。
これらの金属材を使うことのメリットは、従来的なトタン屋根に比べてサビにくいということが挙げられます。
また、トタンなどは簡単に壊れてしまうというデメリットなどがありますが、こうしたガルバリウムなどの新しい金属タイプにおいては、耐性の強さから長い寿命を実現することができるというメリットもあります。
しかしながら、金属タイプについては細かな傷やサビなどがつきやすいというデメリットがあります。
それらは、ほかの屋根材のタイプに比べても金属であるという物質的な性質の問題で避けることが難しいデメリットになっています。
そのため、定期的にメンテナンスを行うことが重要であり、金属タイプについては塗装についても5年などの短い周期で繰り返すことが重要になってきます。
しかしながら、金属タイプについては耐火性などがとても優れており、安全性に優れた屋根材になっています。
屋根材は具志堅塗装へ!
屋根材には、瓦葺きやスレート、金属、そしてアスファルトシングルなどがあり、形状やカラーバリエーションも多種多様になっています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
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